国立医療研究センター6機関が提言する健康寿命延伸予防行動とは? News Letter No.8
令和2年 横浜市青葉区の平均寿命は…?
2023年5月12日 厚労省より「令和2年 市区町村別生命表」が発表されました。(下記参照)
表1 市区町村別平均寿命 (上位・下位10市区町村) | ||||||||
[上位10市区町村] | (単位:年) | |||||||
順位 | 男 | 女 | ||||||
都道府県 | 市区町村 | 平均寿命 | 都道府県 | 市区町村 | 平均寿命 | |||
1 | 神奈川県 | 川崎市 | 麻生区 | 84.0 | 神奈川県 | 川崎市 | 麻生区 | 89.2 |
2 | 神奈川県 | 横浜市 | 青葉区 | 83.9 | 熊本県 | 上益城郡 | 益城町 | 89.0 |
3 | 長野県 | 上伊那郡 | 宮田村 | 83.4 | 長野県 | 下伊那郡 | 高森町 | 89.0 |
4 | 愛知県 | 日進市 | 83.4 | 滋賀県 | 草津市 | 89.0 | ||
5 | 京都府 | 木津川市 | 83.3 | 兵庫県 | 芦屋市 | 88.9 | ||
6 | 神奈川県 | 鎌倉市 | 83.3 | 東京都 | 世田谷区 | 88.9 | ||
7 | 長野県 | 諏訪郡 | 原村 | 83.3 | 東京都 | 小金井市 | 88.9 | |
8 | 神奈川県 | 横浜市 | 都筑区 | 83.3 | 山梨県 | 南都留郡 | 富士河口湖町 | 88.8 |
9 | 滋賀県 | 草津市 | 83.3 | 長野県 | 上伊那郡 | 箕輪町 | 88.8 | |
10 | 長野県 | 下伊那郡 | 豊丘村 | 83.3 | 長野県 | 伊那市 | 88.8 | |
神奈川県 | 横浜市 | 青葉区 | 88.8 | |||||
[下位10市区町村] | (単位:年) | |||||||
順位 | 男 | 女 | ||||||
都道府県 | 市区町村 | 平均寿命 | 都道府県 | 市区町村 | 平均寿命 | |||
1 | 大阪府 | 大阪市 | 西成区 | 73.2 | 大阪府 | 大阪市 | 西成区 | 84.9 |
2 | 大阪府 | 大阪市 | 浪速区 | 77.9 | 青森県 | 東津軽郡 | 今別町 | 85.5 |
3 | 大阪府 | 大阪市 | 生野区 | 78.0 | 青森県 | 南津軽郡 | 田舎館村 | 85.5 |
4 | 青森県 | 下北郡 | 東通村 | 78.1 | 青森県 | 南津軽郡 | 大鰐町 | 85.6 |
5 | 青森県 | 上北郡 | 六ヶ所村 | 78.3 | 青森県 | むつ市 | 85.6 | |
6 | 青森県 | 下北郡 | 大間町 | 78.4 | 高知県 | 幡多郡 | 三原村 | 85.6 |
7 | 青森県 | むつ市 | 78.4 | 北海道 | 野付郡 | 別海町 | 85.8 | |
8 | 青森県 | 三戸郡 | 三戸町 | 78.5 | 青森県 | 下北郡 | 風間浦村 | 85.8 |
9 | 青森県 | 下北郡 | 風間浦村 | 78.6 | 山形県 | 最上郡 | 大蔵村 | 85.8 |
10 | 青森県 | 東津軽郡 | 平内町 | 78.6 | 青森県 | 上北郡 | 七戸町 | 85.9 |
引用元:厚生労働省
順位表記がわかりずらいので書き直しますと…(横浜市青葉区 川崎市麻生区のみ)
男性🥇1位 川崎市麻生区 84.0
🥈2位 横浜市青葉区 83.9(横浜市平均82.3)
女性🥇1位 川崎市麻生区 89.2
8位 横浜市青葉区 88.8(横浜市平均88.1)
となります。お隣の川崎市麻生区は男女ともに日本一!素晴らしい!!🎉🎉🎉
横浜市青葉区は、男性2位 女性8位 で、全国市区町村数が1710強ですので、どちらもシングル!こちらもすごいことです👏👏👏近くの横浜市緑区 横浜市都筑区も上位でした。横浜市・川崎市は特にどちらも北部で健康寿命が長いですね。病院など医療機関が数多く恵まれていることも大きな要因でしょうが、青葉区はスポーツジムが多く、高齢の利用者が多いとも聞きますので、健康意識が高いことも要因の一つともいえるのではないでしょうか?
このニュースでテレビを観ていましたら、川崎市麻生区の住民の方が「この辺は坂が多いからねぇ、足腰が鍛えられるんじゃないの?」とおっしゃっていました。青葉区も坂だらけなので、それもあるかもしれませんね~
6機関が提言する、健康寿命を延ばす10の方法とは
国立がん研究センターなど国立高度専門医療研究センター6機関が、健康寿命を延ばすための目標を発表しました。以下
喫煙
🔺たばこは吸わない。🔺他人のたばこの煙を避ける。
自身の喫煙だけでなく、受動喫煙にも気を付けるよう提言しています。
飲酒
🔺節酒する。飲むなら節度ある飲酒を心がける🔺飲まない人や飲めない人に強要しない
過剰飲酒は、がんや循環器病などのほかに、アルコール依存症のリスクの増加します。一日の飲酒量は、男性でアルコール量に換算して約23g(日本酒で1合程度)、女性はその半分です。休肝日を作り、寝酒は避けます。飲まない人や飲めない人にお酒の強要しないように。
食事
年齢に応じて、多すぎない、少なすぎない、偏り過ぎないバランスの良い食事を心がける。
🔺食塩の摂取量は最小限に(男性7.5g/日未満、女性6.5g/日未満)🔺野菜、果物の摂取は適切に、食物繊維は多く摂取する🔺大豆製品を多く摂取する🔺魚を多く摂取する🔺赤肉・加工肉の多量摂取を控える(牛・豚・羊で鶏肉は含まない)🔺甘味飲料は控えめに🔺年齢に応じて、脂質や乳製品、タンパク質摂取を工夫する🔺多様な食品の摂取を心がける
体格
🔺太り過ぎない、痩せすぎない🔺ライフステージに応じた適正体重を維持する
身体活動
🔺日ごろから活発な身体活動を心がける
現状より1日10分でも多く体を動かすことから始め、目安は歩行またはそれと同等の強度の身体活動を1日60分程度行い、週に60分ほど息がはずみ汗をかく程度の運動が含まれるとなおよいとしてます。高齢者では、強度は問わず毎日40分の身体活動を目標としています。
心理社会的要因
🔺心理社会的ストレスを回避する🔺社会関係を保つ🔺睡眠時間を確保し睡眠の質を向上する
社会関係を保つことで、総死亡リスクと循環器病などのリスクが低下します。適度な睡眠は循環器病などの予防になります。
感染症
🔺肝炎ウイルスやピロリ菌の感染検査を受ける🔺インフルエンザ、肺炎球菌を予防する
高齢者では、インフルエンザや肺炎球菌のワクチン接種を受けましょう。
健診・検診の受診と口腔ケア
🔺定期的に健診を、適切に検診を受診する🔺口腔内を健康に保つ
定期的に健診を、科学的根拠に基づいたがん検診を受けましょう。口腔内を健康に保つと、循環器病を予防できる可能性があります。
成育歴・育児歴
🔺出産後初期はなるべく母乳を与える🔺妊娠糖尿病、妊娠高血圧症候群、巨大児出産の経験のある人は将来の疾病に注意する🔺早産や低出生体重で生まれた人は将来の疾病に注意する
健康の社会的決定要因
🔺社会経済的状況、地域の社会的・物理的環境、幼少期の成育環境に目を向ける
引用元:糖尿病ネットワーク
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